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池添 博; 生田 智彦*; 光岡 真一; 葛巻 剛*; L.Jun*; 永目 諭一郎; 西中 一朗; 塚田 和明
Proc. of Tours Symp. on Nuclear Physics III, p.249 - 258, 1998/00
クーロン障壁近辺の入射エネルギーで起きる標的核と重イオンの衝突では、核分裂片の角度異方性が理論値の2倍ぐらい大きくなる現象が知られている。この異常な反応はクーロン障壁から低い方に下がるにつれて顕著になる。この現象を調べるために、Th+Si融合反応のxn反応断面積の励起関数依存性を測定した。その結果を統計モデル計算結果と比較することによって次のことが判明した。クーロン障壁以下の入射エネルギーでは、変形核の長くのびた軸方向から衝突すると完全融合した複合核が形成されない。従って3n,4n反応が小さくなる。この結果は核分裂片の異常な異方性とも密接に関係している。
岩本 昭; Kondratyev, V. N.*; A.Bonasera*
Proc. of Tours Symp. on Nuclear Physics III, p.222 - 229, 1997/00
ヴラソフ方程式に基づいた多体模型により、自発核分裂及びサブバリアー核融合の計算を行った。トンネル現象を多体論で扱う方法は、虚時間のTDHF法で試みられたが、その後の発展が見られない。われわれの方法は多粒子の運動を古典又は古典的に扱うことにより、この限界を破ることを意図している。核分裂の計算にはまだ問題も残っているが、核融合については粒子交換の効果がどのように重イオン間のポテンシャルを変えるかについての知見が得られた。